衛生対策・管理
滑りにくさと汚れにくさを両立させる
高性能耐久塗り床材ピュアクリートの新工法
「HG」「MG」「SG」工法
㈱キューケン
電話:0276-61-3039

施工1年後の床

 キューケンの「ピュアクリート」は、①短時間施工②水気に強い③無臭④防カビ⑤耐熱⑥耐衝撃・耐摩擦⑦耐酸・耐薬品──の七つの特徴を持つ水系硬質ウレタン樹脂・高性能耐久塗り床材だ。食品工場のHACCP構築など、あらゆる厳しい安全基準をクリアできる床材として、コンビニエンスベンダーなど食品工場の塗り床面積では国内トップ規模の施工実績を持つ。同社はこのほど、新たに「滑りにくさ」と「汚れにくさ・落ちやすさ」を両立させた「HG」「MG」「SG」工法を確立した。

光沢・防滑仕上げ
HG工法・MG工法は高耐熱性も備える

 基本の工程は、①下塗りとして下地コンクリートにピュアクリートHF、MNもしくはSLを塗る②ピュアクリートSL光沢をシゴキ塗りで上塗りして仕上げる──の2工程。光沢のある多量の樹脂で骨材を完全にコーティングするため汚れが付きにくく、骨材が取れにくい。また、ノンスリップ工法で滑りづらく、転倒事故を防ぐ。防滑骨材に耐久性の高い水系硬質ウレタン樹脂を含有するため、防滑耐久性も期待できる。
 用途は、ドライエリアで頻繁な水洗いは難しいが防滑性と清掃性が要求される場所や、ウエットエリアの耐汚染性向上にも適する。HG工法・MG工法は耐熱性が高く、熱水が流れる床にも適する。

塗り床材の開発・販売から施工まで手掛け
独自の教育・資格制度で施工者を育成

 キューケンは、塗り床材メーカーでありつつ直接施工も行う自社一貫体制により、改修工事だけでなく新築工事の設計・施工も担っている。用途・目的に最も適した床材を提案し、日々変化するユーザーの多様な要求に応えている。例えばピュアクリートの場合、短時間で施工でき通常半日程度で完了するため、ラインを止めることなく改修を行うことができ、部分施工も可能だ。
 このように、塗り床総合企業として、塗り床材の開発・販売から施工まで手掛け、高品質な床材と施工技術で強く美しい仕上がりを実現できるのは、独自の教育制度と資格制度により施工者育成に注力しているからである。全国を網羅する約30社のピュアクリート工業会会員は、ピュアクリート施工管理技師の試験に合格し認定証を持つ会員で構成され、施工技術・精度向上に日々取り組み、全国の工場からの依頼に対応している。加えて、A’PES(ピュアクリート技能検定制度)を制定し、施工管理技士の等級制度を設け、技術者のさらなるグレードアップを図っている。
 同社の永松喜一郎社長は、「塗り床材は工場出荷段階では半製品です。弊社は材料開発から販売、施工までを一気通貫で手掛けているため、高機能・高品質な床材をご提供できます」と語る。折しも、新型コロナウイルス感染症防止策として、製造現場では作業環境の安全性や衛生管理が見直され、6月からは全ての食品関連事業者に対してHACCPが義務化される。創業50余年となる同社は、時代の求める床をしっかりとサポートする。
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