メカトロニクスの総合メーカーであるストーブリは今年10月、AGV技術とロボット技術を融合させたロボットシステム「モバイルロボットシステムHelMo」を国内発売する。いわば工場内や倉庫内を自由に移動できる6軸(垂直多関節)ロボットで、製品の仕分けや搬送、簡単な軽作業などで活用できる。
ドライブユニット、ロボットとも障害物や人を検知して減速・停止・再稼働する機能を持っており、作業者が動き回る工場でも安全に運用できる。自動マッピング機能を備えた自律型システムで、床に移動ラインを設けるなどの内部改修が不要だ。またアームは水洗いが可能で、ドライブユニットもクリーン度が高いため、多様な工場・倉庫環境に対応する。さらに自動位置調整機能、コネクターを使った自動充電機能、ハンドを自動で交換するツールチェンジャー、音や光によるステータス機能など、ユーザー目線に立った各種機能が搭載されている。