大成ラミックは「自働化」「生産性向上」をキーワードに、顧客製品の付加価値向上と生産ライン全体の最適化を支援する。ビジネスモデルである包装フィルム、充填機、オペレーションをワンストップで提供できる体制を生かし、効率的な生産をサポートする。
小容量・個包装化ニーズが高まる中、主力充填機「DANGAN G2」でロールフィルムから製袋・充填できるスタンディングパウチ「Inst Pouch(インストパウチ)」の引き合いが増えている。従来の袋状フィルムに充填する方法に比べ格段に生産性向上が見込め、フィルム納期の短縮や資材費の削減ができるメリットがある。液体・粘体だけでなく固形物充填の技術開発も進み、ニーズを具現化する新包装形態として売り込む。
高速充填機で生産ラインの最適化を支援
業務用向けに中・大容量商品の高速充填を可能にした充填機「DANGAN L2」の販売も強化する。250~1400gの容量に対応し、1kgであれば毎分40~50個の充填ができる。センターシール・センタースリット機構を搭載し、一台で3方袋・4方袋、4方Wパックの充填が可能。ストラップジョイントで機械を止めずに連続生産できるため、フィルムや内容物ロスはもちろん時間のロスも大幅に削減できる。充填作業の前後の工程を含めた総合的なライン提案で、顧客の生産性向上を支援する。
また、実際の液体食品を使った充填テストや、人材教育・研修のための液体自動充填スクール「S.O.L.P.」を定期的に開催するなど、オペレーション支援にも力を注ぐ。