原料処理
特殊赤外線カメラで
カット野菜に含まれる同色の異物を除去
「カット野菜用色彩選別機
 UDW-1-4CCFF」
㈱服部製作所
電話:0774-21-2357

カット野菜用色彩選別機UDW-1-4CCFF

サニーレタスから除去された同色異物。カエル、青虫、ハエ、ナメクジ、てんとう虫など

 服部製作所の「カット野菜用色彩選別機 UDW-1-4CCFF」は、レタスやサニーレタス、キャベツなどさまざまなカット野菜から、「異物」と「変色した葉」を同時に除去できる専用機として開発された。色の差異によって異物や不良品を除去する色彩選別機が多様な食品の異物除去に使われるようになるに従い、金属検出機やX線異物検査装置では除去できないあらゆる異物への対応が求められてきた。例えば、サニーレタスは色が単色でないため、青虫などの除去に大変な労力を要した。そこで特殊な赤外線カメラを開発、上下2方向から同時に検査することにより自動選別に成功した。また、見た目の悪さからクレームの対象となる変色した葉も異物と同時に除去でき、一層の省力化に貢献する。

人による目視検品よりも異物検出率が向上

 基本構成は標準の色彩選別機と同じで、原料を高速で搬送、検査し、異物を検知すると圧縮空気をピンポイントで噴射して除去する仕組み。そのため、歩留まりを大きく犠牲にすることなく異物除去が可能だ。また、コンベヤ上ではなく、コンベヤから飛び出した直後に上下2方向から検査するため、人による目視検品よりも異物・不良品の検出率を高めることに成功した。急成長するカット野菜・惣菜業界では原材料の検品が最も人手を要する工程であり、省力化推進のため各方面からの引き合いが増加している。
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「UDWseries」サニーレタス選別例

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