「作業スペースが狭い」「天井が低い」といった課題を抱え、なかなか積載の機械化・自動化に踏み込めなかった現場に向けて画期的な技術が登場した。PSSの「極省スペース パレタイザー PAL-AH01A」は、接地面サイズが標準機で幅1.58m、奥行1.42m(0.68坪相当)、高さ2.33mというコンパクト設計でありながら、高速搬送を可能にした新しいタイプのパレタイザーだ。投入されたワークを吸着後パレットに移動させ整列配置し積載していく方式を採用。積載パターンは本体メモリに100種類まで登録できる。ロボット式のような装置周辺の安全柵が必要ないため、限られたスペースでも設置できる。上面吸着方式で3kg以下のワークなら1分間に12個(ワーク重量20kgの場合は1分間に5個)の高速搬送ができ、さらに位置・速度などの制御に使用する複数のサーボモータを同期させ精度の高い積載を可能にしている。現在、同サイズのデパレタイザー装置を開発中で、今年秋ごろの販売開始を予定している。