食品工場や製薬工場などで製造設備・空調設備・衛生設備のメンテナンスを行う赤門ウイレックスは、異物混入防止対策のための高所清掃、防虫対策のためのハード改修など、HACCP導入や取引先による監査への対応に日々追われる工場の課題に応える。食品安全に関わる問題は、「調査で原因を突き止め、根本から解決することが重要」と強調する同社。例えば、異物混入対策では高所に堆積した粉じんや原料粉などの汚れを除去し、防虫対策では虫の侵入経路を絶つハード面の改修をするなど、問題を起こす原因を排除する。また高所清掃やメンテナンス、必要であれば建築・設備の設計から施工までをワンストップで請け負い、さまざまな環境改善をサポートする。
社員の半数を占める衛生管理の専門スタッフが
同社は問題の原因を特定するための調査の技術や人材を重視。社員の半数を占める食品工場の衛生管理を専門とするスタッフが、豊富な機材を駆使し食品安全を脅かす危害要因や設備の不具合を探し出す。防虫対策では現場を重視したモニタリングにより、虫がどんな経路で製造現場に侵入するのか特定する調査から始める。今後は新たにAIとIoTを導入したリアルタイムのモニタリングシステムと専門スタッフの知見を融合した調査も提供していく。また工場の新築や改築に備え、解体時のリスクとなるアスベスト含有建材の調査や衛生管理の視点から建物や設備の設計コンサルティングのサービスも行うなど、食品安全に対する時代の要求に的確に応えるための提案をしていく。