食品業界向けエンジニアリング会社として製造ラインの最適化をサポートするアルトリストは、製函・封函、箱詰めなどの工程を一台で担う自動化システム「被(かぶ)せケーサー(オールインワン ロボットケーサー)」を開発し、調味料工場などで導入が進んでいる。ドレッシングやたれなどのボトルの箱詰めは従来、整列した製品をロボットハンドで吸着・把持し、あらかじめ成形された段ボール箱に投入するという手順だったが、被せケーサーは従来とは発想を逆転させ、整列した製品に箱をかぶせ、ロボットハンドで上下面を折り込んで製封函していくプロセス。箱がつかめればボトル形状に関係なく箱詰めが可能だ。
同システムにより主に次の三つのメリットが得られる。
省スペース設計▶製封函機の役割を一台のロボットが果たすため、スペースが節約できる。整列部にロードセルを入れれば重量チェッカーとしても使える。
製品ダメージがなくなる▶従来と異なり、ロボットハンドが製品に直接触れることがないため、ポップシールなどを事前に貼れる。
時間と手間の節約▶従来は製品切り替えでロボットハンドや段ボール箱などを作業者が取り換える必要があったが、ロボットがそれらを自動で行うため、ロスタイムやヒューマンエラーがなくなる。
同システムにより主に次の三つのメリットが得られる。
省スペース設計▶製封函機の役割を一台のロボットが果たすため、スペースが節約できる。整列部にロードセルを入れれば重量チェッカーとしても使える。
製品ダメージがなくなる▶従来と異なり、ロボットハンドが製品に直接触れることがないため、ポップシールなどを事前に貼れる。
時間と手間の節約▶従来は製品切り替えでロボットハンドや段ボール箱などを作業者が取り換える必要があったが、ロボットがそれらを自動で行うため、ロスタイムやヒューマンエラーがなくなる。