Lプロムが新たに開発した「ハイパフォーマンスフィルター」は、2020年1月に特許を取得した液体マグネットフィルターだ。一般的に、マグネットフィルターは市場にあふれており、よほど差別化されたものでないと価格競争に巻き込まれてしまう可能性が高い。そこで同社では、顧客との商談の中で、「高粘度の液状商品をフィルターに通す際、一度マグネットに吸着した異物を後工程に流出させたくない」というニーズが多いことを知り、ケーシングから試作し差別化を図った。バッフル板の採用により、ユーザーからは「異物吸着が重量比で8.6倍違う(同社比)」と高評価を得ている。構造上、バッフル板、マグネット、ケースに3分割できるため洗浄性も向上し、その結果、市場での導入が進んでいる。