タカハシガリレイのイチ押し製品は「超小型フリーザー」。従来機を小型化するとともに機構を改善（コンベヤ取り出し、冷凍機の一体化）し、洗浄性の向上と日常点検の簡易化を図った。「限られたスペースに冷却機を設置したい」「増産したいが工場の増改築が困難」といったユーザーに有効だ。設計から製作までの流れをモジュール化したことで、従来よりも短期間・低コストでニーズに応じたフリーザーが提供できるのも特徴で、「組み合わせが自由自在で、生産ラインに最適なサイズ・能力のトンネルフリーザーを連結できる。現状スペースでラインの改修や増強を図れるのが大きな強み」（鳴田友和社長）としている。チルド商品の冷却、新商品開発の冷却テストにも利用できるほか、例えば既存冷却ラインの前工程で高温商品の予冷に使用すれば、本冷却の時間を短縮させることで生産量アップを期待できる。現在、特殊モジュールで小型フリーザーをL字形に2基配置した省スペース型も開発中で、今後の提案に加えていく。

実験室兼ユーザー参加型の開発施設「MILAB」

　昨年12月に竣工したガリレイグループ※新本社には、実験やユーザーも参加し新商品開発ができる施設「MILAB（ミラボ）」が備わっている。ここを軸にグループが一体となって製品・サービスを提供し、食品工場の衛生的・効率的な生産体制の構築を支援していく。

※ガリレイグループ：フクシマガリレイ（株）、タカハシガリレイ（株）、ガリレイパネルクリエイト（株）、ショウケンガリレイ（株）の4社からなるグループ。