環境対策・リサイクル
目詰まりしないろ過体で常時洗浄が不要
「ヘリオス多重円板型脱水機」
㈱ヘリオス
電話:03-5715-1541

ヘリオス多重円板型脱水機

 汚泥脱水機メーカーのヘリオスが開発した「ヘリオス多重円板型脱水機」は、目詰まりしないろ過体により常時洗浄を不要にした汚泥脱水機。径の異なるステンレス円盤を組み合わせるように並べて設置し、そのステンレスの円板の隙間から水が抜け落ちるようにしてろ過するというもので、目詰まりのない安定的な連続脱水を可能にした。円板状のろ過体を上段に8本、下段に10本並べて設置した上で円板を低速回転させて脱水するのだが、この際に円板が隣のろ過体の溝を掃除する働きもするため、脱水するのと同時に目詰まりも解消する。出口サイドに進むにつれてろ過体の上下間の間隔が狭くなることで汚泥は容積圧縮を受け、さらにろ過体が低速に回転することでより脱水効率が上がる。こうしたプロセスを経て最終的には含水率の低い脱水ケーキが排出される。油分による目詰まりもないため、含油汚泥に対しても安定した処理が行える。

洗浄水量は
従来機と比較して8分の1に

 ヘリオス多重円板型脱水機の洗浄水量は、1日8時間運転した場合で4~5t/日。従来の脱水機と比較して8分の1程度まで削減が可能になる。このため、洗浄に使用する水道代、排水処理の水量負荷を削減できる。  
 消耗部品が少なく、また超低速回転のため、ろ片の摩耗もほとんどなく、極めて経済的な運用が可能だ。
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