第11回日食優秀食品機械資材・素材賞

平成20度 第11回日食優秀食品機械資材・素材賞

受賞製品・企業一覧(部門別・50音順)


<機械部門>

食料廃棄物のリサイクル施設「城南島飼料化センター」(株)アルフォ
■選考理由■
生ごみ(未利用資源)や産業廃棄物(動植物性残さ)を処理し、養鶏・養豚用の配合飼料原料にリサイクルする国内最大級の専用プラント。油温減圧式脱水乾燥法(てんぷら方式)により1バッチ100分で大量かつ衛生的な処理を実現。飼料原料の販売ルートも確立した。

X線異物検出機「KD74シリーズ」アンリツ産機システム(株)
■選考理由■
製品・原料中の異物、数量、割れ、欠けのチェックはもちろん、複列検査や16分割検査機能と選別装置の組み合わせで、歩留まり向上や廃棄ロスの最小限化を実現。被検査品に合わせたシリーズ化により、国内はもとよりグローバル規模で食の「安全・安心」に大きく貢献。

X線異物検出装置「IX-Gシリーズ」(株)イシダ
■選考理由■
業界初の知能化技術(遺伝的アルゴリズム:GA)搭載により、高感度異物検出と誤検出の低減を両立。骨や樹脂などの低密度異物、缶詰などの高密度製品の検査にも対応。個数検査、形状検査、重量推定機能も備え、食品の総合的検査を実現させた。

画期的な洗浄機「Bun-Sen」(株)カネミヤ
■選考理由■
従来、燃焼または埋め立てていた食品残さ付きポリ袋を採算ベースに合った洗浄し、そのポリ袋を原料として買い取り、樹脂原料のペレットにし、持続型の循環社会の構築を行う。

廃棄物処理・リサイクルシステム「ACE燃焼装置シリーズ」(株)グリーンエナジー(株)朝田商会

■選考理由■
難燃性廃棄物の燃焼処理装置として開発されたACE焼却炉の能力を活用し、工場から排出される廃油を燃料として活用しながら、有機性廃棄物焼却、温水ボイラー利用、乾燥機への温風活用など、化石燃料に頼らないさまざまな熱利用に対応する。

光選別機シリーズ(株)サタケ
■選考理由■
コメに混入する着色粒と異物の選別除去を目的に開発された光選別機。独自の光学技術とデジタル画像処理技術を駆使。多用途化が進められ、穀物・種子・食品全般・ペットフード・樹脂ペレット・再生プラスチックなどの選別が可能。幅広い分野で活躍。

膜浸漬活性汚泥方式排水処理システム(株)戸上電機製作所
■選考理由■
食品製造に伴い発生する汚水を、全自動運転で活性汚泥槽内の精密ろ過膜ユニットから高レベルの浄化処理水としてろ過するシステム。気温の変化や負荷変動にも強く、余剰汚泥の発生量も少なくなる。従来の排水処理の維持管理の煩わしさや労力を軽減できるシステム。

新型リテイルマイスター(菓子パン用)レオン自動機(株)
■選考理由■
生地にダメージを与えない「ストレスフリー(R)システム」を採用したリテイルベーカリー向け小型分割丸め機。手粉・オイル・水などを使用せずにパン生地を分割する。重量を計測しながら分割する独自の機構により、生地の発酵度合いに影響を受けず高精度な分割が行える。


<資材部門>

ロックコンテナ東罐興業(株)
■選考理由■
酸素バリア性に優れたラミコンカップと美粧性の高い紙製スリーブの常温保存食品向け複合容器。中間エアー層は高い遮断性を発揮。独自開発の接着剤を使用しないロック方式は、合体工程でのコスト削減と誰でも容易に分離できる機能を実現させた。

ピロー包装オイル日清オイリオグループ(株)
■選考理由■
プラスチックフィルム(PEとナイロンの積層品)の業務用食用油包装容器。軽くて持ちやすいため、調理現場での作業性を大きく改善。油を最後まで絞り出せるので、中身を無駄なく使えて経済的。ゴミの減量・減容化にもつながり、環境にも優しい商品。


<素材部門>

糖置換ドライストロベリー正栄食品工業(株)
■選考理由■
独自の製法でじっくりと糖置換したあと丁寧に乾燥を行い、イチゴ本来の自然な風味・色調・酸味にこだわって仕上げた他社にない新果実素材。水分活性も低く、製菓・製パンはもとより、チョコレート・シリアル業界などの新製品に幅広く利用された。

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