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リレーショナル戦略マップを、一人ひとりの営業マンの視点からさらに俯瞰してみましょう。業績を上げたければ、営業所の設計図を変えなければなりません。多くの人は商品や営業マンのスキルが業績を決めると思っていますが、それは違います。業績は設計図の違いにあります。例えば、最高時速60㎞で設計された車に凄腕のドライバーが乗ってめいっぱいアクセルを踏み込んでも、時速100㎞は出せません。時速100㎞で走る設計になってないからです。昨今、残業などコンプライアンスの問題を多くみかけますが、以前の環境を元に最高時速60㎞で設計された車で、長時間残業をすることで時代が要請する時速100㎞で走ろうと無理をしているのではないでしょうか。市場環境も営業所内部の環境も毎年変わります。猛烈なスピードで変化していると誰もが分かっているわけですから、その変化を踏まえて人が育ち、高い業績があげられる組織風土ができる設計図を作る必要があるのです。
180日間で作り上げるチームは一人ひとりの営業マンの使命と役割が明確です。顧客と事業に軸足を置くことで利益に貢献すると共に、人の心にも焦点を当てて人が育つ組織風土も作り上げるからです。
チームマーケティング・セッションをしている時に、「この会場を建築するために設計図は必要だと思いますか?」と質問すると全員が「YES」と答えます。では、「みなさんの理想の営業所を作るための設計図は必要ですか?」ここも「YES」です。では、「ありますか?」ほとんどは「NO」です。あったとしても、会場に例えると、床と壁の設計図はあるけど天井がなかったりしていて、要するに、理想の営業所を組み立てる構成要素が自身の中で明確になっていないことが多いのです。
そこで、大雑把ですが構成要素を図にしたものが図表5です。前述した2つの論点の①より収益性の高い事業構造を作ることを示しているのが、上半分の顧客別戦略立案と儲けの構
造作り。もう一つの論点である、②チームの力を最大化するのが下半分の問題解決サイクル構築と自己効力感の向上にあたります。
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