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多様化するニーズを反映 生協で扱っている商品

 生協の強みはオリジナル商品。第二大戦後の混乱期には食品の調達が生協の主な役割だったが、ニセモノ商品の横行への対応、添加物、農薬などへの反対運動などがあってオリジナル商品を開発してきた。最近では、食品の安全性だけでなく、伝統的な食品、環境配慮、国内農林水産業との連携、便利さなど多様化する組合員のニーズに応えてきた。日本食糧新聞は大手の事業連合・生協、卸売業、メーカーにお薦めの商品を一品だけ依頼した。PB商品は大手小売業と競合していくためにはきわめて重要な位置付けになっている。

コープさっぽろ
カリッサクッでしっとり食感「北海道の牛乳で練りあげたまろやか牛乳かりんとう白」
北海道の牛乳で練り
 コープさっぽろのお薦めの一品は「北海道の牛乳で練りあげたまろやか牛乳かりんとう白120g」=写真=だ。北海道産の牛乳を使ったかりんとうで、食感を重視した逸品だ。コープさっぽろの「なるほど商品」シリーズの一つで、商品名は長いが、商品の物語である「コト」情報を組合員に適切に訴えていく。
コープさっぽろはPB商品や留め型商品を大幅に見直し、他の小売業と競争でき、組合員に適切に情報を提供できるブランドの確立を進めてきた。北海道内にある食品工場で製造、北海道産の原料を95%以上使う「北海道100」、道内の工場を基本としながら、こだわりのポイントを二つ以上ある「なるほど商品」とした。なるほど商品は大手小売業でPB商品に携わったコンサルタントを活用。ブランド化することでシリーズ全体の認知度を高めて組合員の利用量を増やす。そのために大手製造・小売業のPBで実績のあるコンサルタントを活用、商品コンセプトに近い商品名、パッケージも組合員が選びやすいようにした。価格もNB商品、大手小売業のPB商品と対抗できるようにした。
「なるほど商品」シリーズの一つである「北海道の牛乳で練りあげたまろやか牛乳かりんとう白120g」はリニューアル商品。「なるほど商品」のブランド化に伴ってパッケージなどを見直した。
コープ東北サンネット
宅配事業で販売
オリジナル簡単食材「ちゃちゃっとお料理パック」
ちゃちゃっとお料理パック
 簡単調理食品が新たなカテゴリーとして注目されている中、コープ東北サンネット事業連合は共同購入向けにオリジナル簡単食材セット「ちゃちゃっとお料理パック」の扱いを始めている。約2、3人前のカット済み野菜と肉や野菜、専用のたれをセットにしたもので、具材を入れ、たれで炒めフライパン一つで出来上がる。材料を買い回る必要がなく、食材が無駄にならないため、全国の生協で強化されている。
 コープ東北では先行するならコープを昨年10月視察し導入を決定、5月第3週から「チンジャオロース680円」「いかのXO醤炒め780円」の2種類で始まった。その後「ピリ辛レバニラ炒めセット680円」「酢豚セット680円」「筑前煮セット680円」「赤魚の煮付け580円」と続いて現在10種類が登場している。メニュー開発は共同購入商品本部供給企画グループと生産部で行っている。パックはカット野菜、山菜加工の三和食品仙台工場が行っている。
 これまでの注文数はチンジャオ88p、イカ690p、ピリ辛81p、酢豚88p、筑前313p、赤魚100pとなっている。イカの注文が多いのは、ちゃちゃっとを紹介するチラシを入れたためだ。なお、ならコープでは週1000から3000の注文があるとのこと。この間の取組みについてコープ東北生産部の斉藤友章部長は次のように話している。
 「材料はパックされ便利で、しかも味がよいと評価され、スタートはまずまず。6月末から委員会活動で紹介し、作って食べてもらう。要冷なので東北6県での扱いは難しく、当面はみやぎ生協だけ。価格が680円、780円なので郡部では少し高いと受け止められている。また店舗での販売も今のところはない。味、見映え、量目、価格など、意見を取り入れ充実させていきたい。9月からはカロリー表示も行う」。(三沢篤)
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コープ北陸
こだわりでロングセラー商品 「ロイヤルカリブ」
 
ロイヤルカリブ
 富山、石川、福井の3県の3生協が参加するコープ北陸事業連合は、品質などで独自のこだわりのコープ北陸プライベートブランド(HCOOP)、元気野菜くらぶ、安全・安心認証商品(あん・にん商品)などの商品群を展開しているが、1995年に事業連合を設立して以来、3生協の組合員に愛され続けているカニ風味かまぼこ 「ロイヤルカリブ」=写真=がお薦め商品。こだわりを具体化したHCOOPの商品の一つだ。
HCOOPの商品は、組合員から支持される低価格を実現しながら、適正利益を確保することなどの大前提がまずある。「安全性の確保」「使用場面において商品の安全性が確保」「品質の確かさ」の三つの基本的価値に加えて、付加価値として「原料や製造方法にこだわったおいしさの追求」「健康・体作り応援」「便利さ・使いよさ」「楽しさ・心地よさ」「食と食料への配慮」「環境への配慮」「フェアトレードなど人・社会への配慮」の7項目のいずれかで価値を高める。
 「HCOOPコープロイヤルカリブ(85g)」は、無リンすり身の使用、カニ肉10%使用、着色料は紅麹色素とパブリカ色素を使用して淡い色に仕上げるなど、組合員の意見を反映した商品。本物のカニに近づけた外観にし、本物のカニの繊維に近づけた食感にした。カニエキスに加え、ズワイガニのペーストを3.8%(仕込み時)を使用し、より本物のカニの味わいに近づけた。
 製造を委託しているメーカーも同様の商品を生産しているが、ジューシーさ、ほぐれやすさなどで違いを実感できるという。
コープネット
「あったらいいな」を形に
「CO・OPたっぷり野菜のよりどりスープセット」
CO・OPたっぷり野菜のよりどりスープセット
 コープネット事業連合のお薦めの商品は「CO・OPたっぷり野菜のよりどりスープセット」=写真=で、具材は2種類、スープは3種類入れた商品。「あったらいいな」をコンセプトにした組合員による開発商品。
「たっぷり野菜のよりどりスープセット」は、手軽に野菜をたっぷり摂れる。具材とスープの組み合わせを選んで、お湯を入れれば1分間でできあがる。
具材は(1)キャベツ・トマト・ニンジン・玉ネギ(2)チンゲン菜・ポテト・コーンの2種類、スープはミネストローネ、ポタージュ、オニオンコンソメの3種類、組み合わせで6種類の野菜入りスープができる。それぞれ2袋ずつ入っている。
コープネットは日本生活協同組合連合会とPB商品の統合を進めてきたため、組合員が商品開発に参加しづらくなっていた。
「たっぷり野菜のよりどりスープセット」は組合員が地域ごとに集まって商品や事業、暮らしについて交流する場の中で、「子どもに毎食野菜を食べさせたい」「野菜の好き嫌いが多い子どもに、どうしたらたくさん食べさせられるか」などの意見から生まれた。日本生協連とコープネットのエリア開発商品で、日本生協連、コープネットの担当者が開発し、組合員の意見を聞きながら調整していった。
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パルシステム
産直鶏のムネ肉を活用
「までっこ鶏唐揚にんにくパンチ」
までっこ鶏唐揚にんにくパンチ
 パルシステム連合会の「までっこ鶏唐揚にんにくパンチ」は岩手の産直鶏のムネ肉を使った唐揚げだ。ニンニクの風味が効いた食品で、ビールのつまみにも向くという。
 パルシステム連合会は、国産食材にこだわり、組合員と産地の交流を重視する産直事業を大切にしているが、この商品も組合員、産地、産地に近い加工食品メーカーが一緒になって開発した。
「までっこ」とは、岩手県のお国言葉で「大切にする」といった意味。パルシステムはもともと「までっこ鶏」をカットしたものを冷凍で供給し、他産地の鶏を使って電子レンジで温めるだけの鶏の唐揚げもあった。
 組合員も参加するパルシステムぐんまの商品開発チームが担当。パルシステムの唐揚げは全部試したというチームで活動。パルシステムは毎年組合員が加工食品を開発し、組合員が集まる品評会を開いて選ばれたものが実際に商品となる。
 「手軽で満足感のあるしっかり味の唐揚」を開発コンセプトにし、中高生が好むようなパンチの効いた味付けの唐揚げもできないかと考えた。うま味調味料は不使用で、国産ニンニクおろしを使って味をつけた。ニンニク好きにはたまらない味になった。中高生向けを考えていたが、実際に利用した組合員からはビールのつまみにも向くという声も出て、開発チームにはうれしい誤算となった。
 取扱い生協はパルシステムグループ9生協、250gの冷凍食品、通常価格は税込み399円。
ユーコープ
ブランド豚を加工に活用
「茶美豚で作った和風ハンバーグ」
茶美豚で作った和風ハンバーグ
 神奈川県、山梨県、静岡県で活動するユーコープがお薦めする一品は「荼美豚(チャーミーポーク)で作った和風ハンバーグ」=写真=だ。荼美豚は緑茶カテキン、飼料用米などを飼料に使ったブランド豚で、ユーコープは15年以上も扱い、ブランドも組合員に浸透しているが、加工品にも応用することで相乗効果を狙う。
「茶美豚で作った和風ハンバーグ」は昨年3月からリニューアル販売。組合員の声を生かして、(1)肉の比率と玉ネギのカットサイズを変えることで食感を向上(2)大根おろしを増量して、ハンバーグにからみやすくした(3)焼き加減を微調整してよりジューシーにした。レトルト食品で150gのハンバーグが2枚入って398円で提供する。
ユーコープはもともと産地直送にこだわり、新鮮で品質が高い生鮮品を組合員に提供してきた。茶美豚は鹿児島県産と岩手県産を活用。組合員も見学に出かけるなど産地と交流を進めてきた。
飼料はトウモロコシ、サツマイモ、キャッサバ芋、大麦、飼料米、緑茶成分のカテキンを使用。でんぷんに富んでいるので脂肪の風味を増し、うま味成分を増やしている。豚の脂身が苦手な組合員にも「茶美豚なら」と好評という。ブランドの持つ力を有効に活用する。
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東海コープ
産直交流の一品
「福島うまれのトマトジュース」
福島うまれのトマトジュース
 東海コープ事業連合は、東日本大震災以降、東北の既存商品の復旧を優先し、その後は東北応援企画を組んだ。これまでは、農産品や水産品が主だったが、同企画での初のPB商品として「福島うまれのトマトジュース」を今年1月からの商品案内で新発売した。
 まず、濃縮還元品で7月頃までに契約の6000ケースを販売し、トマトが旬を迎える夏場の収穫に合わせて、需要が増す8月の販売からストレート果汁に仕様変更し、同じく6000ケースの販売を目指す。
 商品特徴は、福島県産トマトを100%使用し、添加物不使用。また、生協商品の強みは、生産者と消費者それぞれがそれぞれの意見に接することで、次の行動に生かすことにある。販売初回に、同商品受注者に、商品に対するアンケート用紙を入れ、消費者である組合員の声、励ましの応援メッセージなどを生産者に伝えるとともに、商品案内の紙面でも商品の良さなどのコメントを記載することで、組合員へのさらなる利用を促している。
 今後は、他生協との共同展開も視野に入れ、生産量・販売量の拡大を目指し、さらなる東北復興に貢献していく。
 取扱い生協は、コープあいち、コープぎふ、コープみえ。容量160g、温度帯が常温、賞味期限が2年。本体通常価格は2077円(税込2243円)(海野裕之)
コープきんき
地域性を高める
きんきげんき商品「丹後のばらずし」
丹後のばらずし
 滋賀、京都、奈良、大阪、和歌山の2府3県の7生協が参加するコープきんき事業連合は、「近畿を元気にしたい」という思いから「きんきげんき商品」シリーズを開発、地場産の原材料を使って2011年11月から展開した。お薦めの「丹後のばらずし」=写真=は、京都府与謝野町産のコメを使用するなど産地にこだわる。
各生協の組合員の要望にあわせて、コープきんきは地域で生産された主原料を使った商品や地域性の高い商品(特産品)などの供給を11年11月から開始。地域生産の活性化を図り、「近畿を元気にしたい!」という思いから、「きんきげんき商品」と命名した。宅配事業の企画として17商品を展開。供給計画を超えた。
12年2月からは宅配事業の商品案内で7~10品程度でコーナー化、隔週で企画を展開した。4月からは別チラシでも訴求を行い、「丹後のばらずし」「小鮎煮」など高い実績を上げる商品がある一方で、目標数値に届かない商品もあり、随時差し替えを行って対応した。供給を伸ばすために、2府3県で生産された原料でなくても、特産物など地域性のある生産品であれば対象とし、取扱商品の拡大を検討。
13年度も引き続き商品の発掘を進め、利用が定着した商品がある一方で、2年目になって商品の宣伝が弱まったこともあり、十分な実績にはつながったこともあって、14年度は新たな「きんきげんき商品」の発掘を進めていく。
定番となった「丹後のばらずし」は、京丹後地方に古くから伝わる郷土料理。酢飯、サバそぼろを重ね、錦糸卵、椎茸、かまぼこなどの具をのせたちらし寿司。委託工場が自社内の設備で甘辛く炊いたサバのそぼろが絶品。初めて食べてもどこか懐かしい味という。
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コープこうべ
もっちり食感と甘味 コープス「熟成ロイヤル」
熟成ロイヤル
 PB商品の開発で長い伝統を持つコープこうべのお薦め商品はコープスの食品工場生産品である「熟成ロイヤル」。小麦粉をお湯で溶いた湯種をたっぷり使うことで、もっちり・ソフトな食感と小麦本来の甘味がある食パン。1999年にデビューしてからファンを増やし続け、2009年の人気投票では第1位に選ばれた。「おいしいものを支持する」という組合員の思いもたっぷりだ。
 日本生活協同組合連合会が開発しているPB商品であるコープ商品のほかに、コープこうべは「コープス」でPB商品を展開。コープスのなかには、さらにコープこうべの工場で生産する「食品工場生産品」、トレーサビリティーにも対応した「フードプラン」などの商品ブランドがある。コープこうべは1924年に味噌、醤油の生産を自ら始め、「食品工場生産品」には長い歴史がある。今の「食品工場生産品」は「おいしさ」「やさしさ」「ちょうどよさ」を重要なポイントとする。「やさしさ」で手ごろな価格と環境配慮、「ちょうどよさ」には分量を数種類そろえるなど、組合員のニーズに応えてきた。
 熟成ロイヤルは湯種を多く使用していることが特徴。湯種を多くすると小麦本来の甘味、もっちり感が出る半面、製造過程で気泡ができたり、ふくらみが悪いなどの問題が出てくる。コープこうべの工場では、担当者が製造する日の気候などを考慮しながら発酵時間、オーブンの温度などを微調整して対応している。
CSネット
ノウハウを活用、多様な料理に 「CS淡塩さば」
CS淡塩さば
 鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知で活動する生協が参加するコープ中国四国事業連合(CSネット)のお薦め商品は「CS淡塩(うすしお)さば」だ。もともとはおかやまコープと生協ひろしまが扱っていた商品だったが、2005年にCSネットが設立され、PB商品の統合を行った際、他の生協にも好評だったことから、CSネットのPBとなった。もともとは境港で水揚げするサバを使っていたが、CSネットのPB商品に移行するために量を安定的を確保する必要性から、ノルウェー産に切り替えた。
塩分少なめで加工した後に冷凍するため、鮮度劣化を抑えられた。塩分が少ないことで、焼く、煮る、揚げるなど多様な料理に使える。塩分少なめで即冷凍するというノウハウは生きていて、約100品目あるCSネットのPB商品の10%以上の供給高を占め、トップクラスの供給を誇る。
CSネットに加盟する生協の組合員の食品に対する好みは地域性があり、日本生協連の独自開発商品、参加する生協の開発商品、CSネットオリジナル商品である留め型商品などを組み合わせて供給する。その中でも「CS淡塩さば」の評価は高い。宅配事業で使われる商品案内にほぼ毎週、掲載している。
原料はノルウェー沖で8~11月に水揚げされたものを品質を確認してから使用。三枚におろした後、天日塩で加工する。塩サバの塩分は通常、100g当たり1.8g程度だが、「CS淡塩さば」は1.3gで約3割減らした。即冷凍することでサバの表面に氷の膜をつくり、脂の酸化を抑え、高い品質のままで組合員に供給できる。
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コープ九州
長崎県産イチゴを使用
「CO・OP日本の莓ジャム」
CO・OP日本の莓ジャム
 九州・沖縄の8生協が参加するコープ九州事業連合のお薦め商品は「CO・OP日本の莓ジャム」=写真=だ。コープ九州が日本生活協同組合連合会と共同開発した。日本生協連のこだわりコープ商品である「産地がみえる」シリーズの一品として全国の生協が供給する商品。
 日本生協連は組合員と消費者の暮らしに貢献するために、各地の事業連合とコープ商品を共同開発し、全国の生協で供給する全国共同開発商品、事業連合と開発したエリア共同開発商品などを展開してきた。
 コープ九州も、2005年春からエリア共同開発として開発を進め、九州の地域性や味を生かし、組合員の商品開発への参加を重視した開発を進めてきた。九州の共同開発は日配分野からスタートし、加工食品、生鮮分野まで広がってきている。
 「CO・OP日本の莓ジャム」は日本生協連とコープ九州のエリア共同開発商品。長崎県産のイチゴを使用。香り豊かでコクのある千代田種と、爽やかな酸味のさちのか種をあわせた(千代田種70%、さちのか種30%)。糖度45度で甘さは少し控えめ。
 原料の一つとなる千代田種は長崎県の雲仙普賢山麓を中心とした畑で露地栽培されている貴重な品種。通常のハウス栽培では流通段階で腐らないように食卓に上るまでの時間を計算し、早目に収穫・出荷されているが、このイチゴは完熟の状態で収穫する。
 千代田種は栽培しづらい品種であるため、農作業は1年中休みがない。長崎県のララコープの組合員、コープ九州・日本生協連の担当者が、産地で年に数回、農作業を支援するなど、「産直交流」も進められている。
国分
味付けし、使いやすく
「お徳用味付一口結びこんにゃく」
お徳用味付一口結びこんにゃく
 特製のたれで味付けした徳用タイプの味付け結びコンニャク。味付けしてあるので、そのままでも、具材を足して煮込んでもおいしく食べられるのがポイント。弁当の一品や煮物の具材などに便利。味付けの結びコンニャクは市場に意外と少ないこともあり、生協のカタログ販売では4万個を売上げるなど好調な動きを示す。容量は15個入り、定番価格330円(税別)、特売価格285円(税別)。
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伊藤忠食品
手が届く贅沢
「和洋中おせち三段重」
和洋中おせち三段重
 今期の注力商品は15年新春向けおせち「日本料理 青柳・リストランテ アルポルト・広東名菜 赤坂璃宮」の「和洋中おせち三段重」。商品コンセプトは「憧れの名店監修による、手が届く贅沢おせち」。
 日本料理の伝統を踏まえた新しい料理に日々挑戦し続ける「青柳」。その味を楽しみに遠方からわざわざ訪れるお客さまが多数いる老舗イタリア料理店「アルポルト」。日本の食材に目を向け、医食同源を掲げる広東料理店「赤坂璃宮」。日本の料理界をリードする3巨匠による「夢のコラボレーション」を実現した贅沢なおせち。
 ▽商品名/規格/品目数=和洋中おせち三段重/6.5寸箱/38品▽希望小売価格(配送料込み・税別本体価格)=2万7000円
日本アクセス
夕食メニューを簡単調理
「国産ほうれん草とチーズのチキンフィレフライ」
国産ほうれん草とチーズのチキンフィレフライ
 レンジで夕食メニューを簡単調理
日本アクセスが提案する注力商材は「国産ほうれん草とチーズのチキンフィレフライ」だ。(1)生協で販売ボリュームの大きい畜産フライ品で、夕食のメニューになる商品(2)電子レンジ対応品(3)競合にない要素を持った商品作りをコンセプトに開発に取り組んだ。
競合にない要素として、チーズとホウレンソウペーストをあえたチーズソースに着目。このソースを鶏胸ひき肉で包み、パン粉付けをして油調理した。油調理済みのため、電子レンジで簡単にできあがる。一枚55gで夕食のおかずとしても十分な大きさに設定。6枚入り330g379円(税別)で買いやすい価格設定も組合員に喜ばれている。
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キンレイ
冷凍麺でナンバーワン商品 「長崎風ちゃんぽん」
長崎風ちゃんぽん
 生協で売上げナンバーワンの冷凍麺といえば、キンレイの「長崎風ちゃんぽん」だ。昨年度の売上額は10億円強と単品の強さが光る。同社が大事にしている安全・安心な商品づくりの方向性が合致し、日本生協連との取り組みで販売が拡大してきた。生協ルート全体の販売実績も年々伸び、前期伸び率は10%を大幅に超えた。「長崎風ちゃんぽん」の伸長に加え、「一人鍋」シリーズ、「レンジ汁なし麺」といった新ジャンルの商品投入が奏功している。
 同社のちゃんぽんが生協ルートで売れる理由としてまず挙げるのが、組合員の声や会員生協の要望を取り入れながら改良を重ねてきたおいしさにある。キンレイ独自の炒め野菜製法によるシャキシャキで香ばしい野菜、たっぷりの具材感が組合員の高い支持を得ている。商品開発から売り方まで、会員生協・日本生協連・キンレイの三方が協力しながら「長崎風ちゃんぽん」を愛着を持って育ててきた結果だ。
 特に好評なのが九州エリアで、次いで西日本でも好調な売れ行きという。引き続き、九州、CSネット、きんき、コープネットなど全国各事業連にさらに販売拡大していきたいと考えている。今後、商品の浸透度からみて伸びしろが大きい東日本エリアでの販売強化に努める。これにより生協全体では2桁成長の継続を目標としている。ちゃんぽんに次ぐ強化商品として「一人鍋」シリーズと「レンジ汁なし麺」を挙げている。(本宮康博)
 
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